優秀賞
装蹄 SOUTEI
田原希実
皆さんは、馬に関わる仕事についてどれくらいご存じでしょうか?騎手、調教師、厩務員など、さまざまな職業がありますが、「装蹄師」という仕事はあまり知られていないかもしれません。
私の祖父は、馬の蹄を整え、蹄鉄を装着する「装蹄師」という職業に従事していました。そのため、私にとって装蹄師は幼い頃から身近な存在でした。しかし、日本には現在約500人しか装蹄師がいないとされており、非常に希少な職業です。そのため、馬に関わる職業の中でも「装蹄師」という仕事は一般にはほとんど知られていません。この現状を踏まえ、多くの人に装蹄師という職業や装蹄の重要性を知っていただきたいと思い、この冊子を制作しました。馬がいる限り、装蹄師という職業は決してなくなることはありません。装蹄師たちはこれからも馬の健康を守るために、蹄鉄や装蹄技術を進化させ続けるでしょう。
この冊子を通じて、装蹄という仕事を初めて知った方も、以前から知っていた方も、馬の健康を支える装蹄師について理解を深めていただければ幸いです。
私の祖父は、馬の蹄を整え、蹄鉄を装着する「装蹄師」という職業に従事していました。そのため、私にとって装蹄師は幼い頃から身近な存在でした。しかし、日本には現在約500人しか装蹄師がいないとされており、非常に希少な職業です。そのため、馬に関わる職業の中でも「装蹄師」という仕事は一般にはほとんど知られていません。この現状を踏まえ、多くの人に装蹄師という職業や装蹄の重要性を知っていただきたいと思い、この冊子を制作しました。馬がいる限り、装蹄師という職業は決してなくなることはありません。装蹄師たちはこれからも馬の健康を守るために、蹄鉄や装蹄技術を進化させ続けるでしょう。
この冊子を通じて、装蹄という仕事を初めて知った方も、以前から知っていた方も、馬の健康を支える装蹄師について理解を深めていただければ幸いです。
Tanaka Seminar
現在、この日本に500人。それは「装蹄師」と呼ばれる仕事に携わるプロの数です。田原さんの祖父はこの馬の蹄(ヒズメ)を整え、蹄鉄を装着する「装蹄師」として長年働いてきました。そんな祖父や師に学ぶ弟子たちの仕事を丹念に追って、世間にはほとんど知られていない「装蹄」という仕事を1冊の本にまとめました。競走馬だけでなく、農耕馬など人間の生活に関わる馬の健康にとって「装蹄師」はなくてはならない存在です。そんな匠の仕事の内容や使われる道具、そして蹄鉄など、私たちが知らない世界を丁寧に取材・記録し、その仕事の奥深さを表現しました。田原さんは4月から山形のデザイン会社で社会人としてのスタートを切りますが、その真摯な眼差しでデザイナーとしてもその力を存分に発揮してくれることでしょう。
田中康博 教授 評


