そらからふるもの

横田絢女Yokota Ayame

本作品では、空から降るものをテーマに、「視覚表現・短歌・言葉」の3つの表現を同等に扱いながらひとつの情景を描くことを試みました。
明確な意味や解釈を提示するのではなく、鑑賞者それぞれが自分の記憶を手がかりに、雨や雪の降る風景を思い浮かべてもらうことを目指しています。
日本は四季を通して雨が多く、人々はその違いを感じ取り、多くの名前をつけてきました。雨や雪といった「そらからふるもの」は日常にありふれた存在でありながら、その時々に思ったことや感じたことと結びつき、人それぞれの体験として記憶されます。それはたとえ些細で忘れてしまうようなことであっても、確かにその人を形づくるものになると私は思います。
Tanaka Seminar