白抽夢

岩田初音Iwata Hatsune

道端の草を太陽光が煌々と照らしているとき、水面がきらきらと光を揺らしているとき、そんな美しい光に出会うと、ふと過去の記憶が呼び起こされ重なり合うことがあります。

その現実と記憶の境目が曖昧になる感覚を「白昼夢」と捉え、日常の中で感じてきた光の体験をインスタレーションとして可視化しました。流れている音声は、その時々の光から思い出した私自身の記憶です。知らないエピソードだけど、「そういえば似たようなことあったな」と見る人の白昼夢を引き出したい、そんな思いを込めて「白抽夢」というタイトルにしました。

この作品を通して、あなたの記憶の奥に残る光の存在に気づき、これから出会う日常の光を、新たな記憶としてそっと心に留めてもらえたらと考えています。
Mochizuki Seminar