優秀賞
漂う会話
佐藤弘一
「伝える」という行為は、今もかたちを変えながら続いています。特にインターネットの普及によって、情報の伝達構造は大きく変化しました。その結果、意味は断片的に広がり、受け取り方や理解のされ方も多様化しています。
そのような状況の中で、私たちは何を、どのように受け取り、理解しているのでしょうか。本作品では、そのようなコミュニケーションの様々な変化を、8台のモニターを使用し、抽象的な映像と音楽によって表現しています。
作品は6つのカテゴリに分けられ、展示期間中は毎日1カテゴリずつ上映されます。また、全作品を収録したアーカイブサイトも公開しており、添付のQRコードからアクセスすることで、展示日に関わらず、すべての作品の視聴と個別解説の確認が可能です。
そのような状況の中で、私たちは何を、どのように受け取り、理解しているのでしょうか。本作品では、そのようなコミュニケーションの様々な変化を、8台のモニターを使用し、抽象的な映像と音楽によって表現しています。
作品は6つのカテゴリに分けられ、展示期間中は毎日1カテゴリずつ上映されます。また、全作品を収録したアーカイブサイトも公開しており、添付のQRコードからアクセスすることで、展示日に関わらず、すべての作品の視聴と個別解説の確認が可能です。
Takaya Seminar
佐藤さんは、SNSを通じて毎日1作品をポストし続けています。現在進行形で積み重ねられている膨大なスタディの数こそが、彼の思考や技術、イメージを鍛え、多角的な視点をもつビジュアルモーション表現を可能にしてきたと感じます。また、インターネット普及以降の情報伝達の変化を背景に、肯定・否定ではなく「いま現在どうであるか」という視点を提示する姿勢は、思想を俯瞰的に捉えようとする態度の表れでしょう。卒業後、佐藤さんは大手デザイン制作プロダクションでデザイナーとして活動していきます。本卒業制作でテーマと向き合った時間は、今後社会課題にフラットな視点で向き合うための糧となるはずです。
髙谷 廉 准教授 評