山形市トラック観光大使プロジェクトレポート
January 27, 2011
こんにちは
グラフィックデザイン学科ではこれまで、「山形代表」のパッケージデザインや
山形国際ドキュメンタリー映画祭ポスター制作、
七日町活性化プロジェクトで花笠まつりをテーマにした企画
...などなど地元と絡んだプロジェクトをいくつも行ってきました。
そして、今回も山形県を盛り上げるプロジェクトとして
昨年10月下旬から「山形市トラック観光大使プロジェクト」に関わることになりました。
このプロジェクトは、日本全国を走るトラックに「山形の特色」を
グラフィックの学生でデザインして山形市をPRする企画です。
地元運送会社の協力を得て、実際に3月から走り出します!
学内コンペが行われ、そのラッピングバスが決定した記事がこちら
↓
ラッピングバスの記事
採用されたのは3年生の長谷川圭介さん、桑久保直美さん、上野ゆかりさん、石沢菜央子さん、2年生の河辺愛香さんの6名です。
おめでとうございます!
「山寺」、「蔵王」
3年生 長谷川圭介
「芋煮」
3年生 桑久保直美
「さくらんぼ」
3年生 上野ゆかり
「花笠」
2年生 河辺愛香
今回のこの「山形市トラック観光大使プロジェクト」を大学院の金子正人さんが全体をとりまとめてくれ
プロジェクト始動から、トラックのデザインが決定するまでの流れをレポートしてくれました!
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大学院生金子正人です。
昨年10月下旬から進行している「山形市トラック観光大使プロジェクト」についてお話ししていこうと思います。
このプロジェクトは、中山先生指導の下、グラフィックの2,3年生を中心とした制作メンバーと僕の総勢17人でスタートしました。
プロジェクトの初顔合わでは、企画のネーミングを決めるところからスタートし、
そこで初めて「山形市トラック観光大使」という企画名が決まりました。
そして「山形の特色」として五部門、
「花笠祭」「さくらんぼ」「山寺」「蔵王」「芋煮」が決められ、
各部門に数人が立候補して担当部門が決まりました。
また山形市が行っている企画であるという事を印象づけるために
すべてのトラックに共通のロゴマークを付ける事になり、
車体のデザイン班とロゴデザイン班に分かれ制作がスタートしました。
「11tトラック」という媒体は普段大学で制作しているどの媒体よりも巨大です。
横が9メートル、縦が2メートル30センチの巨大なキャンバスに、自分の作った物が載るというのはとても貴重な体験です。
今回の企画はコンペ形式で一つの部門に付き1人、ロゴが1人の計6人選出されます。
一次審査で初めて出揃ったデザインは選ばれた学生同様バラエティに富んでいて、
一人ひとりがこれまで過ごした大学生活の中で見て聞いて体験した「山形」がそこにはありました。
学内の二次審査では17人から11作品まで絞り込まれました。
ここで最終審査に進むメンバーが決まり、審査日までに更にブラッシュアップしていきます。
最終審査日当日、山形市役所にて審査が行われました。
会場にはトラックを提供してくださる運送会社の方々、市民審査委員の方々、市役所の職員の方々、
そして中山先生が加わり審査が始まります。
一つひとつの作品を中山先生が解説し、話し合いが始まります。
審査委員の方々の第一印象は「全部良い」と好印象でした。
5人に絞り込むのが難しく、「部門で複数をミックスしたらどうだ?」という案も出たりしましたが、
長い時間をかけて5人のデザインが選ばれました。
ここで最終審査通過者が決まった訳ですが、残念ながら通過できなかったメンバーも
良い作品を出してくれました。
これから制作を行う上で、社会と関わるチャンスがある事を常に意識してもらえたら嬉しいです。
現在審査が終了し、実際にラッピングされるトラック選出が行われています。
そして今後選ばれたトラックに合わせてデータを修正し、印刷、ラッピングが行われトラックが完成します。
完成したトラックは3月14日の13時に山形市ビッグウィングで行われる出発式にてその全容がお披露目となります。
一般の方もご覧いただける思いますのでよろしければどうぞご覧ください。
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以上、レポートありがとうございました!
上記にもありますが、トラック出発式の詳細がわかりましたら後日ブログにてご紹介します。