3年生 美篶堂さんによる製本ワークショップ
July 24, 2012
こんにちは。
今日は近藤一弥教授の授業の一環で、3年生に向けた製本のワークショップが開かれました。
今回特別講師として長野県で製本業を営む美篶堂(みすずどう)さんの上島松男さんと、東京神田にて美篶堂さんのショップを運営されている上島明子さんにお越しいただきました。
美篶堂さんは手製本を昔から続けてこられており、デザイナーやアーティストの方々と一緒に、機械では実現不可能な本の形を実現するお手伝いもされています。
上島松男さんは手製本の技術を次世代へ受け継いでおられる第一人者でもあります。
ワークショップではひとつひとつ丁寧に指導していただき、
上島松男さんの実演では、その手さばきの美しさに学生たちが真剣に魅入っていました。
〈当日の様子〉
最後に上島松男さん、明子さんが一冊一冊丁寧に帯をくるんで手渡して下さいました。お家に帰って重しをのせて一晩おいたらできあがりです!
「ぜひ使って下さいね」
という明子さんの言葉が印象に残りました。
このような素晴らしい講師の方に製本技術を直に教えていただける機会はとても貴重なものです。
3年生のみなさん、ぜひ覚えた技を今後の作品づくりやポートフォリオなどに役立てて下さいね。
上島松男さん、明子さん、本当にありがとうございました!
屋号の由来にもなっていますが、美篶堂さんの工場は長野県伊那市美篶にあります。2003年にはお茶の水にショップとギャラリーが開かれました。
私も大切にしたい日記帳やメモ帳を買いにいったことがあります。
現在は、有名な紙メーカーである株式会社竹尾さんの見本帖本店2Fに、インショップとしてオープンしています。
美篶堂さんについて詳しくはこちらのHPをご覧ください。
http://www.misuzudo-b.com/