TUAD mixing! 2012 記憶の声 voice of memory 始まりました!
October 22, 2012
こんにちは!
1年をかけて進めてきた声プロジェクトが本日ついに始動しました!
グラフィックデザイン学科准教授である原高史先生と、建築環境デザイン学科准教授の西澤高男先生のコラボレーションによる展覧会「TUAD mixing! 2012 記憶の声voice of memory」では、様々な記憶の声をテーマに、半年をかけて学生にインタビューを行い、その声をもとに生まれた作品を展示しています。
作品だけではなく空間も作品の一部になっており、会場全体で展覧会を体感することができます。
7階ギャラリーが6つの部屋に分かれており、それぞれにテーマが設けられています。7階エレベーターを降りるとすぐに西澤先生のインスタレーション空間になっており、声と光を連動させた装置があります。暗闇を抜けた先には様々な声と出会うスペースが続きます。
ハンモックが吊るされた空間では横になりながら声を聞いたり、自分自身の記憶を呼び起こす仕掛けが施されています。
山形市の風景が一望出来るスペースでは学生が教授にインタビューをしたカセットテープを聞くことができ、今まで知らなかった先生の記憶にまつわる話しに出会うことが出来ます。
そこを抜けるとひな壇のようになっている巨大な椅子の装置があり、そこでは毎日トークショーが行われます。
さらに奥にはモノクロームの森が広がり、木に生える白い葉には、
「将来のあなたへのメッセージ」
「忘れてしまう前に記憶に残したいこと」
が先生や学生、来場者によって書かれています。
そして最後の部屋に進むと、原先生の作品。
モノクロからビビットな世界に変化します。
時間帯によって聞こえてくる声も違いますし、
自分自身の心理状態からも見え方が変わってくると思います。
何度もご来場いただければ、その度に違った感覚に出会えるかもしれません。
今日の夜はグラフィックデザイン学科の大竹左紀斗先生にお越しいただきオープニングトークを行いました。
大竹先生の記憶から辿る過去の物語を、原先生、西澤先生とのトークから引き出す形のセッションになりました。
ここの場所でしか聞くことの出来ないリアルなお話で、
これから毎日続くトークセッションも楽しみです!
直近で原先生がご出演されるトークショーは
10月25日(木)17:10〜
映像学科の前田哲先生をゲストに招いて「映像の中の記憶」のお話をうかがいます。
原ゼミ生はじめ、たくさんの学生のサポートがありこの展示は完成しました。
ひとつの展覧会が出来る過程に関われたことは大きな経験という財産になったのではないでしょうか。
課題との両立で大変だった場面もあったかと思います。
展示終了まで受付等のお手伝いもありますが、ひとまず本当にお疲れさまでした!
ぜひみなさま、二週間の間に何度もお立ち寄りください!