【特別講師】浅生ハルミンさん
October 28, 2013
こんにちは!
空気が澄んで星空がとてもきれいな山形からお届けします。
今日は、「猫ストーカー」で著名なイラストレーター・エッセイストの浅生ハルミンさんが山形に来て下さいました。
今回は大竹左紀斗先生の担当する2年生の演習「エディトリアルデザイン」のゲストでお招きし、
エディトリアルデザインの導入でもある「豆本」の講評をしていただきました。
(豆本とは、A3用紙の中央に切り込みを入れて簡単に出来る小冊子です)
まずはハルミンさんの自己紹介やお仕事の紹介から。
もともとグラフィックデザイナーとしてお仕事をされていたそうですが、
そのお仕事の中でイラストを任されたことが転機となったそうです。
現在は独立し、イラストレーター・エッセイストとして活躍されています。
ハルミンさんの話を聞いていると、本当に色んなことに興味を持たれて、
そのことに対しての探究心がすさまじいのです。
猫ももちろん、そのひとつ。
代表作「私は猫ストーカー」は映画化までされています。
ハルミンさんに講評してもらえるなんて、なんて贅沢なことでしょう!
独特かつ、ハッとさせられる視点でコメントを下さいました。
授業後は全学生向けにトークショーを開催。
猫好き、イラスト好きの学生がたくさん集まりました!
ハルミンさん(猫派)を囲んで、文学青年の大竹先生(どっちかというと犬派)、田中康博先生(犬派)、赤沼明男先生(犬派)が猫や犬の習性や、古本のこと、余白について語り合います(テーブルに置いてある"こけし"もハルミンさんがお好きだということで飾っています)。
事前に募集していた「猫イラスト・写真コンテスト」にも多数の応募があり、
各先生方に賞をつけていただきました!
浅生ハルミン賞は、
3年生の井上美咲さん!
おじいちゃんの腕の隙間から魚を狙う構図が斬新ですねー。
目がランランとしています。
賞品はハルミンさんのパラパラ漫画!うらやましー!
しばらくグラフィックデザイン学科の廊下に展示していますので、ぜひ観に来て下さいね :-)
今回ハルミンさんの人生に少しでも触れることができ、
とっても刺激になったのではないでしょうか。
みなさんも興味のあることがあったら一度突き詰めてみると新しいものが見えるかもしれないし、
世界が広がると思います。
大竹先生がおっしゃる「余白」とは、一見無駄に見えるけれども必要不可欠なもの。
エディトリアルデザインに欠かせない要素ですが、日常にも余白は溢れています。
趣味やこだわりもその一つかなと思います。
みなさんもそれぞれの余白を見つけて人生をたのしんでくださいね。