特別講師古屋貴広さん 講義風景
December 13, 2010
こんにちは
年内の授業も来週で終了...
ということで
今週は特別講師の先生が続々といらっしゃいます。
本日は、アートディレクターの古屋貴広さんに1年生の授業へ参加して頂きました。
古屋さんは仙台出身で、現在フリーで活躍されています。
仙台とのからみでは、先日メディアテークで行われていた「仙台短編映画祭」のポスター、フライヤーなど、デザイン全般に携わっていました。
初日は自身のお仕事についてお話ししてくださいました。
どうしてその仕事に関わることになったのか、という話の中で
ツイッターがきっかけで仕事を依頼されたこともあったと話してくれました。
ひょんなことから生まれる仕事もあるものですね。
ツイッターも使いようです。
でも仕事に発展するようになったのは、着々と人脈を広げて、こまめにつながりを保ってきた結果なんですね。
古屋さんに、仕事の一部を実際に持ってきてくださいました。
たくさんの種類のポスターに釘付け。
まだ、オフィシャルになっていないので、お見せすることができないのですが
進行中のお仕事も見せて頂きました。
とりあえず1年生大興奮でしたね。笑
働くことについて1年生のみんなにはまだ実感がないかもしれませんが
実際の仕事の流れ、クライアントとのやりとりなどを聞けて
グラフィックデザインの仕事が具体的になったかな〜?
翌日には、古屋さんから次の課題導入が行われました。
今回の課題では「モビール」を制作します。
モビール(mobile、モバイル、モービル)は、動く彫刻(キネティック・アート)の一種。紙やプラスチック、金属板、薄い木の板のような軽い素材を、糸や棒で吊るし、特定の位置でバランスを取って安定するようにしたものである。(wikipediaより)
モビールのモチーフはヘルベチカのフォントです。
それぞれ与えられた単語のモビールを制作します。
まず始めに「Helvetica」という映像作品をみんなで鑑賞。
街中で見かけることの多いこの書体ですが、
なぜそこまで使用されるのか、
なぜ長い間、世界中のデザイナーに愛され続けているのかがわかります。
無駄がない美しいフォントのひとつです。
a〜zまでのレギュラーとボールドの太さの違うアルファベットを切り取り、
ヘルベチカの構造を知ります
古屋さんは各テーブルを回り、カッターのテクニック等も丁寧に指導して頂きました!
ためになったね〜
ゴシックと言っても線の細さが場所によって違うことや
ボールドとレギュラーでもかなり違いが出ているのに気づけたでしょうか。
じっくりとフォントと向き合って、特徴をつかんだところで今日は終了。
来週から、モビールの制作に取りかかります。
特別講師の古屋さんには年明けに再度来てもらい、モビールの講評をして頂きます。
どんな作品になるでしょうか?
楽しみです。
2日間、ありがとうございました!