東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科


August 03, 2022


グラフのお知らせ



3年生 ドキュメンタリー映画祭作品募集ポスター発表!


August 03, 2022


グラフのお知らせ


みなさんこんにちは!

先週29日、山形市の山形国際交流プラザにて、
「山形国際ドキュメンタリー映画祭2023」の記者会見が行われました。
そこで、本学科の3年生がポスター演習で取り組んだ作品募集ポスターが発表となりました!

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「山形国際ドキュメンタリー映画祭」とは、1989年より隔年で開催されているアジア最大規模の映画祭です。
全世界から山形に多彩な作品が集まり、コンペティションが行われます。
そのポスターを3年生のポスター演習課題として制作させていただいています。
今回は3年生66名が約2ヶ月にわたり、
近藤一弥教授、田中康博教授、望月孝教授、石井一十三先生ご指導のもと、ブラッシュアップを重ねてまいりました。
最終選考に残った10作品の中から山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の方々に1点選んでいただき、見事吉村多恵さんの作品が選ばれました!

吉村多恵_0712ol_compressed のコピー.jpg

なんと、吉村さんは映画祭のポスターを手掛けたくて芸工大グラフィックデザイン学科に入学したとのことです!

記者会見では作品に込めた想いや苦労した点などをお集まりいただいた報道各社様からの質問なども交えながら、しっかりとお伝えすることができました。

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以下、デザインコンセプト文です。

「無限軌道の車輪を撮影しました。不整地でさえも力強く動く無限軌道。

 操縦する人(作家)によって、車輪が動き、穴の向こう側に見えてくる景色は違ってきます。焦点をどこに当てるのか、ドキュメンタリーだからこその、作家が持つ「独自な視点」をコンセプトに制作しました。無限軌道の車輪についた汚れや錆は、様々な人が作業を行い蓄積したもの。この痕跡から人々の生活や時の流れが感じられます。この泥臭い事実が、それぞれのドキュメンタリーが持つ世界観に繋がっています。

 緑のシルエットが暗闇を照らす月のように見えたり、車輪全体から今、まさに起きている戦争を想像したり、様々なスケール感で想像を膨らませて見てもらえればと思います。

 古く崩れかかったものの向こうに見える、新しい世界。車輪をまわす。フィルムをまわす。世界をまわす。コロナや環境破壊、紛争、貧困など、世界が後ろめたい気持ちになっている今、少しでも前を向いていこうと思えるポスターになればと仕上げました。」

何度もブラッシュアップを重ね、この度みなさんにお披露目することができました。
このポスターとともにたくさんの方々に映画祭に触れていただけることを願っております。

完成したポスターは国内外に配布され、このポスターを見た各国の映像作家から山形に作品が集結します。
この作品募集ポスターは、日本国内にも貼り出されますので映画館などでぜひ探してみてください!

詳細については、山形国際ドキュメンタリー映画祭公式HPからご覧ください。
https://www.yidff.jp/index.html.ja

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