東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科


September 22, 2023




前期2年生の授業紹介1


September 22, 2023



みなさんこんにちは、2年生の後藤郁美です。
猛暑日が続いた山形ですが、わずかに秋の気配を感じるようになりました。
本日は2年生のUI・UXの授業の様子をお届けします。

今は後期開始直前、学生たちは夏休みを名残惜しんでいると思いますが…
本日は楽しい夏休みを迎えるべく日々奮闘していた7月の様子を紹介します!
UIUX_1.jpg

UIは、ユーザーインターフェースの略称で、利用者(ユーザー)と製品やサービスの接点(インターフェース)を意味する言葉です。利用者が使いやすい、分かりやすいと思って貰えるよう設計するのがUIの大事なポイントです。
UXはユーザーエクスペリエンスの略称で、利用者(ユーザー)が製品やサービスを通して得られる経験(エクスペリエンス)を意味する言葉です。利用者の方が得た経験や体験の質まで俯瞰して考えることがUXの難しいところです。
利用者の方が接する箇所を使いやすいよう設計し、それによってどんな経験が得られるかを考慮して作り上げる。UIとUXはセットで考えることによって、より良いデザインを作ることができます。

夏休み前最後の授業は、課題の講評会でした。

UIUX_2.jpg

山形県七日町にあるカフェ「シャンソン物語」さんにご協力いただき、課題へ取り組みました。実際に店舗へ足を運び、五感で魅力を感じて取材をしながら、何ヶ月もかけてグループワークをします。今回はお店で使用するメニュー表、ショップカード、タッチポイントの制作をしました。
タッチポイントとは、お客さんとお店を繋ぐ接点のことです。イベントのポスターが駅前に飾られていたから興味を持って行く。携帯に流れたアプリの広告が面白そうだからダウンロードする。これらもタッチポイントのひとつです!

UIUX_3.jpg

UIUX_4.jpg

ギリギリまで修正を繰り返してこだわった作品の数々が教室の机いっぱいに並びます。フォント、形、紙など細やかな部分まで作り込まれています。

UIUX_5.jpg

その後はグループごとに発表。
どのグループもアプローチが異なり、同じテーマの課題でも違う魅力があります。フランスの伝統色を使用したり、お店が抱える問題に寄り添ったり、新しいチャレンジを組み込んだり。各々が真摯に向き合ったからこそ伝えたい想いがあります。

UIUX_6.jpg

UIUX_7.jpg

UI・UXの授業を担当してくださっている萩原先生と先輩方からコメントをいただき、より良いものを作るためのポイントに気づくことができました。
終わりが見えず苦しい瞬間もありました。しかしその中でも楽しさを見出しつつ、クラスメイトと大きな山場を乗り越えることができました。情報を適切に伝えることの大切さと難しさは、これからも大きな課題になります。この授業を通して学んだことを後期でしっかり活かせるようにしていきたいと思います。

UIUX_8.jpg

ご協力くださったシャンソン物語さん、ありがとうございました!


東北芸術工科大学
グラフィックデザイン学科公式SNS(クリックで飛べます)
★ブログ・SNSは随時更新しています!

GD_ig-02.jpg GD_ig_アートボード 1.jpg GD_ig-03.jpg
こちらではリアルタイムで学科の様子を更新しています!


ブログ カテゴリー


ブログ タグ