こんにちは、2年生の石井綺乃です。
やっと猛烈な暑さが落ち着いた昨今、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
本日は、2年生それぞれの個性が見られたイラストレーションの授業の様子をお届けします。

6月中旬から始まったイラストレーションの授業では、「山形市聴こえくっきり事業」のキャラクターデザイン制作や、リキテックスを使用した俯瞰・煽り構図のイラスト制作など進藤先生、原先生そして中山学長のご指導のもと作品制作に励みました。また、あのPontaカードでお馴染みのポンタをデザインした現役クリエイターの糸乗健太郎さんをお招きしたオンライン講義も行い、貴重なお話もお聞きすることができました。

さて、最終課題は、A4用紙3枚で「1日の時間」を表現する連作シリーズのイラスト制作でした。

講評は中山学長と進藤先生の２クラスに分かれて行い、最後は２クラス合わせて講評する2部制で行いました。
画材や紙の種類、印刷方法にもこだわった作品を壁一面に張り出しました。デジタルやアナログ、コラージュ、消しゴムハンコなど自由な表現方法で個性が光る作品になりました。１日の時間の変化がわかる物語性や関連性、作品全体の統一感などが連作シリーズであることの重要なポイントになってきます。

四季や１年間の変化ではなく、１日という短い時間で伝わる経過を表現していきます。朝から昼、夜または夕方、深夜と1日のどの時間を切り取りもそれぞれ異なっていて、色合いや構図、ストーリー性も講評時に聞くことができました。

その後は先ほど別れたクラスで、先生がいくつか選出した作品を用いて２クラス合わせた講評。
マグネットで作品が汚れないように配慮されていたり、何度も試作を繰り返してイラストにあった紙質を使用したり、印刷時の色味を調節したりと作品に対して細かな配慮やプロのようなこだわり、執念が感じられました。

他の課題もあり厳しいスケジュールの中、全員が作品を作り上げ、講評を受けることができました。初めて取り組む連作シリーズイラストに講評後、自分らしさを掴んでいる人もいれば、煮え切らない表情の人も見受けられました。講評で得たことを夏休みの制作や後期の力にして、制作に励んでいきたいですね。2年生の皆さん前期イラストレーションお疲れ様でした！

東北芸術工科大学
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