前期にも一度講義をしていますが、念のためひと通り三脚の立て方から、カメラのセッティング、ライティングの作法をおさらいした後、さっそくポートフォリオ用の作品撮影=「ブツ撮り」を実践していきます。
ずらり並んでいるのは、課題や自主制作など、学生たちの作品。
撮影台のセットと俯瞰のセットを組みます。
簡易的なセットですので、よくみるとパネルの支えにカゴがおいてあったり
足りないアイテムは、教室にあったものでまかなうスタイル。
撮影は撮影者とアシスタントの二人で協力しながら進めていきます。
納得のいく写真が撮れるまで試行錯誤中。
予定の時間を過ぎても、付きっきりでコーチングする香出先生に感激しっぱなしでした。
二日目。
初日に引き続き物撮りの撮影。 慣れないカメラの操作に手こずりつつも 少しづつ飲み込んできた学生達。
学生の要望に先生のアドバイスで様々なアイデアが試されていきます。
プロの撮影ノウハウの数々に目から鱗がおちっぱなし。
様々にセットを展開して、光を演出していきます。
撮影をひと通り終えると、次は画像補正を学んでいきます。
先ほど撮影した作品。写真によっては色の補正、ゆがみの調整、ほこりの除去などなど
仕上げの手間が必要になってきます。
画面上でサクサクと整えられていく写真をみていると、改めてPhotoShopの偉大さを思い知らされます。 これは実践として本当に現場で使う技の数々ですよ。
三日目最終日。
本日は他学年も多数参加しての講義。
前日とは打って変わってアイドル撮影会の様相!
本日は自然光での撮影大会です。
皆でデジタル一眼をバシャバシャ。
触って体で覚えるのが一番ですね。
中山先生も気になるシャッターの向けられた相手は...
こちらはアクリルを一枚敷くことで物が映り込むという仕掛け 。
一同「おぉぅ!」
小物を使うことで表現の幅がどんどん広がっていきます。
これはホームセンターに行きたくなる授業NO1でしょう。
アイデアを掘り出しにいこうぜぃ!
最後は参加者全員一列に並び撮影フォームチェック。
はい脇閉めて!パチリっ
濃縮された3日間の特別講義で、撮影の基礎はもちろんのこと
光をコントロールすることで物に質感を与え、その佇まいや空気までデザインする
「光を捉えるという視点」をインストールして頂いたと思います。
これからの制作に最重要なことだらけ、アイデア満載の素晴らしい3日間でした。
香出先生本当にありがとうございました!