- Graphic Design logo
- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは。
学科のFacebookではすでにお知らせいたしましたが、
先日8月21日(火)に山形ビッグウィングドキュメンタリーフィルムギャラリーにて
「山形国際ドキュメンタリー映画祭2019」に関する記者会見が行われ、作品募集ポスターが発表となりました!
約2ヶ月にわたり、近藤一弥教授指導のもと、ゲストの古屋貴広さんにもアドバイスをいただきながらブラッシュアップを重ねてまいりました。
ポスターを並べた講評中の様子。
3年生はコンセプトを近藤教授や古屋さんに伝えながら、ビジュアルをよくしていく作業を繰り返していきます。
完成した20作品のうち、学内選考された10作品の中から
山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の方に選んでいただきました。
そしてその中から安部結さんのデザインが採用されました!おめでとうございます◎
記者会見では作品に込めた想いや苦労した点などをお集まりいただいた報道各社様からの質問なども交えながら、しっかりとお伝えすることができました。
以下、デザインコンセプト文です。
「ポスターのテーマは「人々の生活を映し出す」です。
ドキュメンタリー映画は、役者が決まっている劇映画に比べて、映画の主題に関わる多くの無名の人々が登場します。そこには予想できない瞬間や、人々の繋がりがあります。
ありのままを写すからこそ見えてくる日常。一本の映画の中に多くの人が参加して、
作り上げられるのがドキュメンタリー映画の魅力だと思います。
わたしは、この階段が映画のフィルムのように見えました。
そしてそこを通っていく人々の姿がまさに、映画へ人々の日常が撮り込まれている様子に重なりました。
人々が生活していて、それが自然とドキュメンタリー映画の一部になっていく様子を表現するために、はっきり人がいる、のではなく人の気配がするように気をつけながら制作しました。」
何度もブラッシュアップを重ね、この度みなさんにお披露目することができました。
ご存知の方も多いかと思いますが、このアジア最大規模の映画祭のポスターを
2010年の演習から、グラフィックデザイン学科3年生の課題で制作させていただいております。
修正・ブラッシュアップを重ねて完成したポスターは記者会見をもって正式に公開となり、今後ポスター800枚とポストカード9000枚は、海外約1,500件、国内約2,300件へ向けて配布されます。
そして、このポスターを見た各国の映像作家の手から、山形に作品が集結します。
来年度2019年の開催で30周年を迎える歴史ある映画祭のポスターを
学生にデザインさせていただく機会をいただき、
関係者の皆様には深く感謝申し上げます。
この作品募集ポスターは、日本国内にも貼り出されますので映画館などでぜひ探してみて下さい!
映画祭WEBサイトヘッダも安部さんのデザインが使用されています◎
▷ www.yidff.jp