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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
キッズアートキャンプ最終日。
今日は14時の開演まで、こども劇場にてリハーサルです。
入場のタイミング、各パートの呼吸を合わせていきます。
演じる人、音楽、美術、照明全員が役者で、
指揮をとる演出の中山ダイスケ先生のもと、結束を強めていきました。
みんなすごくいい表情!いい感じに緊張がほぐれています!
跳躍すごい!
真剣な面持ち。
衣装を身につけて準備を整えます。
心の準備も整ったかな?
13:30、開場しました!
たくさんのお客さんがぞくぞくいらっしゃっています!
小さなお子さんも!
みなさんにも登場人物になっていただくために黒い冠をかぶっていただきます。
好きな形を選べたかな?
根岸吉太郎学長も来て下さいました!!王様みたいです!
14:00になりました。開演です。
まず演出の中山ダイスケ先生から始まりのごあいさつ。
会場がまっくらになって...
まずは原作の読み聞かせ。
壁面に貼られた絵を懐中電灯を持った踊り子たちが照らしていきます。
おじいさんが落としたてぶくろに、森のいろいろな動物が入ってきます。
おじいさんがてぶくろを拾いにきて、みんな散り散りに逃げてしまいました...
というところで終わっています。
これは、その動物たちがまた集まってみんなで村を作ろうという、
新訳の"続・てぶくろ"。
はじまりはじまり~
くろい森を抜けて、動物たちがてぶくろ村へ入ってきました。
いろいろな動物が舞台に集まってきます。
大人チームのくまさん!!大人3人分のクマ。迫力あります!!!
くまの家に入っていきます。
おや、次はキツネかな??
みんなで子ギツネダンス!
短期間で覚えたとは思えない出来ばえ!
つぎは京都造形大学のみなさんがイノシシとして入ってきました!
さすがの迫力。
最後にじゃんけんダンスでたくさんのちびっ子たちの登場...!
こそこそ...
わーー
全員が家の中に入ると電気が灯ります。
しーーーーん
みんなで一緒におうちにいると安心するね。
お や す み な さ い
以上で新訳"てぶくろ"終了です!
みんなお家から出てきました。
上からキラキラの星が・・・
夢を見ているような、あっという間の30分でした。
今回の企画を担当した当大学の宮本武典先生はじめ、先生方からご挨拶。
南相馬のクマさん(お父さん)たちからも、
「これから復興に向けてのエネルギーになりました」と、心に響く感想をいただきました。
いま、南相馬は移住者も多く離ればなれになってしまった友だちも多いと思いますが、
心のつながりがあればきっとまた会える。
そう強く感じました。
全員で集合写真!!
こうして集まるとすごい人数ですね!
音楽の村山先生と3年生音楽隊でパチリ!
先生との結束っぷりは3年ぐらい一緒にいた感じがしました。
音をブログで伝えられないのがもどかしいですが、
本当に世界観を作り出していて、阿吽の呼吸が最高でした。
去年も来て下さった親子の皆さん!
今年も大活躍でした◎中山先生、原先生とも、すでに同志という感じです。
閉会のあいさつ。
そして、最後のお見送り。
「来年また来るからね~」という言葉に少し涙が出そうになりましたが、笑顔でお別れできたことがとても嬉しかったです。
私たちもまた会いたいです!!
そしてスタッフ全員で記念撮影&先生方から一言ずつ。
学生にねぎらいの言葉をかけて下さいました。
めちゃくちゃ暑かったんですが、みんな晴れやかなさわやかな表情。
最後にご紹介したい方が3名。
まず、準備から本番までドキュメンタリー映像を撮影して下さったグラフィックデザイン学科の赤沼明男先生!
舞台を誰も客観的に観られていないので、どんな風に記録されているのか、とても楽しみです!
赤沼先生のアシスタントを務めた4年赤沼ゼミ生の遠藤智哉君は主に写真撮影をがんばってくれました!
このブログに使っている写真も遠藤君の写真が主です。いい写真をありがとう!
最後に、こども劇場の壁面に使う"てぶくろ"の絵を描いてくれた当学科4年の河辺愛香さんです!
結構ギリギリにお願いしたのに要求に応じてものすごいスピードで、ものすごいクオリティで描いてくれました!
もう、これはプロの仕事です。将来が楽しみだ。
ここでは紹介しきれないほど、ほんとうにたくさんの皆さんのご協力があってKIDS ART CAMP 2012を成功させることが出来ました。
スタッフ一同感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!
これだけの他世代の人が集まり、同じ時間を共有したことが、今の時代なかなか出来ない、貴重な経験になりました。
南相馬のみなさん、先生方、学生、大学のスタッフの出会いで起きた化学反応は、
想像以上のすばらしい奇跡を生み出しました。
初めてあったとは思えないほど、ダンス、衣装、音楽、美術がすんなりと混じり合い、
違和感がないどころか、何年も構想していたのかと思うほどでした。
表沙汰に出さなくても、同じ願いを持つもの同士の心のつながりがキャンプを成功させたのだと思います。
改めて震災から1年半。
私たちは日々の生活の中で、少しずつ、少しずつ、あの日の衝撃を和らげようとしています。
生きていくために必要なことかもしれません。
ただ、決して忘れてはいけない、忘れることの出来ない事実を、
心の奥に秘めて前に進まなくてはなりません。
今回南相馬のみなさんのたくましさ、明るさが、私たちに響きました。
成功出来たのは間違いなくみなさんのおかげです。
一同感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんとうにありがとうございました。
また、この度関わった先生方、スタッフで何かまた新しいことが出来るんじゃないかな...とひそかに期待しつつ、
長々としたブログを締めくくりたいと思います。
あまりに多くの感情が錯綜してまとめるのがとても難しかったですが、
長文駄文をここまで読んで下さってほんとうにありがとうございました!
最後の最後、お知らせ。
●新訳"てぶくろ"活動記録展示
アーティストと子どもたちが制作した衣装や舞台美術などを展示し、
"てぶくろ"の舞台空間を再現します。
日時
2012年9月3日(月)-9月30日(日)
9:00-17:00(日・祝・9月8日(土)休館/入場無料)
場所
東北芸術工科大学やまがた藝術学舎(山形市松見町17-1)
今回舞台を観に来られなかった方必見です!
ドキュメンタリー映像も上映しておりますので、ぜひご来場ください!