- Graphic Design logo
- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは。
先月、3年生を対象とした物撮りワークショップ《前半》が行われ、
外に出たりセットを使ったりと撮影の基本を学んだ様子をお伝えしました。
本日は2日間の日程で行われた、ワークショップ《後半》の様子をお届けいたします!
今回は講師に香出剛志さん、小林康さんの二人をお迎えし
ポートフォリオに入れる写真の撮影について教わります。
まずは前回のワークショップの学びを生かし、
休み中に自分の作品などを物撮りした写真を講評していただきました。
ポートフォリオに載せる作品として条件を満たしているか、
伝えたい部分がちゃんと写っているかなど、カメラマンの視点で見ていただいています...!
また、出力したあとも色味調整が必要です。
どんな段階を踏んで調整していく良いか、小林さんが丁寧に教えてくださいました。
講評を踏まえてもう一度物取りにトライ。
と、その前に
光の向きや影の出し方、適切なカメラの設定は?レフ板はどこに置くのかな?など
香出先生が実際にセットを動かして説明。
光の捉え方がどれだけ大切かにみんな感嘆の声を漏らしていました〜!
その後、みんな試行錯誤で撮影中。
2日目は、撮影したデータの修正の仕方も。
写り込んだちっちゃなゴミや、少しの傾きも丁寧に修正していきます。
撮り直した写真の講評では、細かな部分までアドバイスしてもらい
自分では気づけなかった不自然な点や、もっとよくなるポイントに、うんうんと頷きながらメモを取る様子も。
袋の透明感などもしっかり撮ることができましたね!
また、2日目には
「今日のお昼ご飯を美味しく撮ってみよう!」という課題も。
みんないい光の場所を探したり、外に出てシチュエーションを作ったりと
楽しそうにカメラを構えていました。
箸を持ちながら撮影したそうです!き、器用!
とても美味しそうに撮影できましたね〜
こちらはブドウが透き通って、みずみずしい表現に。
奥に転がった一粒もなんだかとても素敵です!
他の人に見てもらったときに「美味しそう!」とおもわせることの難しさ、
一手間加えたときに共感してもらえた喜びを知るいい機会になったのではないでしょうか。
最後は作品の出力へのアドバイス。
画面で見ていた色と、実際に刷り出した色味が合わないなんてことがよくありますが
調整の仕方を覚えれば、自分が出したかった色に出会えます。
ポートフォリオで作品の良さを伝えるための、よりよく見せる写真を撮る。
単純なようで難しいこの作業ですが、楽しむための方法を教わった内容の濃い2日間でした。
作品も増えてきて、ポートフォリオ作りも始まった3年生には、本当に貴重な経験でしたね。
香出剛志さん、小林康さん、誠にありがとうございました!