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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは。
先日、GD学科Facebookでもご報告いたしましたが
3年生の前期に取り組んだ「山形国際ドキュメンタリー映画祭2017」に関する記者会見が行われ、作品募集ポスターが発表となりました!
約2ヶ月にわたり、近藤一弥教授指導のもと、非常勤講師の石井一十三先生、ゲストの古屋貴広さんにもアドバイスをいただきながらブラッシュアップを重ねてまいりました。
ポスターをずらりと並べた講評中の様子。
完成した63作品のうち、学内選考された16作品の中から
山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の方に選んでいただきました。
そしてその中から、村上由夏さんのデザインが採用されました!
記者会見の会場ともなった霞城セントラルの24階から撮影したという村上さんの写真には、道を歩く人やベンチに座る人が写っており、
ドキュメンタリーや物語が隠れているようなポスターに仕上がっています。
記者会見では作品に込めた想いなどを、本学映像学科の加藤到教授からの質問なども交えながらお伝えすることができました。
以下、コンセプト文です。
「テーマは「人生」です。私は去年山形国際ドキュメンタリー映画祭のボランティア・スタッフをして、選出された映画を数本観ていました。それらの映画を観て感じたことは、ドキュメンタリー映画には、1人の人生を追ったものや、家族の物語など、それぞれの違った人生の物語が写されているということです。
私がポスターのために撮影した写真の中にも、いくつかの物語が含まれています。家族で一列になって道を進む人々、隣り合ってベンチで休憩する人、スーツを着て2列で歩く人。1枚のポスターの中に登場している人びとにも、それぞれの「ドキュメンタリー映画」があるように見えたのです。
人生は1本の「ドキュメンタリー映画」と言うことができます。私にも、あなたにも、誰にでも、それぞれの「ドキュメンタリー映画」がある。そのようなことが伝われば嬉しいです。」
村上さんが高校生の頃、本学グラフィック学科を知るきっかけになったのが、
グラフィック学科の学生がデザインしたという山形国際ドキュメンタリーポスターの新聞記事だったそうです!
そしてその記事のポスターに今自分が関わる...素敵なエピソードですね◎
ご存知の方も多いかと思いますが、このアジア最大規模の映画祭のポスターを
2010年の演習から、グラフィックデザイン学科3年生の課題で制作させていただいております。
修正・ブラッシュアップを重ね完成したポスターは正式に公開となり、
今後ポスター1,000枚とDM9,000枚は、国内外へ向けて発送されます。
そして、このポスターを見た各国の映像作家の手から、山形に作品が集結します。
歴史ある映画祭のポスターを学生にデザインさせていただく機会をいただき、関係者の皆様には感謝申し上げます。
この作品募集ポスターは、日本国内にも貼り出されますので映画館などでぜひ探してみて下さい!
映画祭WEBサイトヘッダも村上さんのデザインが使用されています◎
▷ www.yidff.jp