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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは。
夏休み期間の大学ですが、3年生は夏課題として作品ポートフォリオの課題が出ています。
今まで作った作品をどうやって撮影したら、かっこよく魅力的になるのかな...
そもそも物撮りの時ってどう撮影したらいいんだろう...?という悩める3年生の為に
毎年開催しているのが物撮りカメラワークショップです。
今年もプロカメラマンの特別講師・香出剛志さんをお呼びしました!
本日は8月2日と9月3日.4日の二回に分けて行われたワークショップの様子をお伝えします!
【1回目】
まずは物撮り撮影で基礎的な三脚の使い方から香出先生に教えていただきます...
組み立てに苦戦しながらも、整え方や手順を理解していきました。
手作りのレフ版を作って、光の向きや補助光の当て方を目で見て教わります。
セットの中で、いよいよ実践です!
みんな構図や置き方など、工夫をこらして撮影中。
レフ板やトレーシングペーパーを使いながら、
光の向きと撮影の楽しさが分ったところで1回目を終えました。
【2回目】
一ヶ月の間を挟み、次は様々なシーンで撮影するためのレクチャー。
昨年に続き、二回目には映像ディレクターの小林康さんもお迎えし、
より密度の濃いワークショップに。
天気も良かったので、外に出ます!
物撮りはセットだけでなく、場所の雰囲気と作品の雰囲気を合わせたものを撮影することも重要です!
外での撮影は、雲がかかったり日差しが強くなったり、設定に苦しむ場面も。
香出先生・小林さんに調整の仕方や撮影場所のアドバイスをもらいながら
みんな真剣にカメラを構えていました!
ビニール傘でトレーシングペーパーの役割をしたり...
より自然と一体化したり...
外だけでなく、学科内の机や台など、
あるもので簡単に本格的なセットが作れてしまうレクチャーも。
こちらは長机を立ててトレーシングペーパーを貼ったもの。
これで俯瞰の作品を撮ることができます。
3年生は感嘆の声をあげていました...
撮影場所に幅が出てきたところで、
お昼休憩がてら「お昼ご飯を美味しく撮影してこよう!」という撮影の宿題が出されました!
みんないい光の場所を探したり、外に出てシチュエーションを作ったりと
いい写真が続出しました!
まずはおにぎり。開いた瞬間を捉えていて、
このまま広告にも使えそうですよね。奥の青空もいい感じ!
お次は山形名物冷たい肉そば。
おそばのつゆも透き通って、手前にピントを合わせておいしそうに撮れましたね!
こちらはみずみずしく、汗をかいたペットボトルがよく冷えていることを表現できています。
これには先生方も拍手◎
見たときに「美味しそう!食べたい!」と思ってもらえる難しさ、
いつも何気なく携帯で撮っているのとは違って、
一手間加えたときに共感してもらえた喜びを知るいい機会になったのではないでしょうか。
ワークショップの締め括りは作品の出力方法のアドバイス。
画面で見ていた色と、実際に出力した色が合わない時のコツや
調整の仕方を先生方から伝授。
同じ写真でも、設定の仕方でこんなに色が変わります...
小林さんからは、編集画面で見るときに出力される色を予測するコツも。
自分が出したかった色に出会い、納得のいくポートフォリオが作る一歩を踏み出せたのではないでしょうか。
なによりも参加した3年生が、ぐんぐん腕を上げていく姿を見ることができました!
夏休み明けのみなさんのポートフォリオにワクワクしています◎
香出剛志さん、小林康さん、誠にありがとうございました!