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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは!
今日は、なんと、人気漫画家の古屋兎丸先生が芸工大グラフィックへ来て下さいました!
他の大学に呼ばれても忙しくて受けることが出来なかったそうですが、
当学科原高史先生の予備校時代からのお友達ということで、仕事の合間を縫って来て下さったのです。
今回のメインである原先生のコミュニケーションデザイン演習では、
どのような経緯で漫画家になったのか、
漫画を描くにあたっての内容を決めるきっかけの話や、取材の仕方、
原先生との思い出まで、、
原先生のナビゲートで、他では聞くことの出来ない、美大生目線で話しをしてくださいました。
靴を木型から作ったり、バイクを分解して再度組み立てたりしてた頃もあったそうです。
どれもプロになれるレベルだったのだと思います。
それがある時、どの表現が自分に適しているのかと立ち止まり、
一日考えて漫画家になろうと思い立ち、
そこから今まで一日平均15時間漫画を描き続けているそうです。
取材もできるだけ体験して描くということが、
古屋先生のリアルな描写につながっているということが分かりました。
原画も持ってきていただいたのですが、
息を飲む美しさ...!!
カラーもモノクロ原稿も、一枚一枚が本当に丁寧に描かれています。
グラフィックデザイン学科での講義終了後は、
全学生に向けて特別講義を行いました。
予想以上に学生が殺到し、会場はパンク寸前でした(学生のみなさんごめんなさい)。
1時間という短い時間でしたが、質疑応答を交えながら濃い時間になったと思います。
「創作活動は、いかに自家発電し、一人売れっ子状態をつくれるかだと思う。ギャラの出ない雑誌で描いたり、とにかく作って出していった。靴やバイクを認められればその道に進んでいたと思う。それを続けられるかどうか、認められるかどうか。漫画は認められるようになった。認められればそれが燃料になって循環して行く」
とにかくめちゃくちゃでもいいから作って出していくこと、途中で諦めずにある程度の境地まで行ってみないと向いているか向いていないかも分からない、ということでした。
その他にもハッとさせられる言葉がつぎつぎと飛び出し、
学生のみなさんは終始真剣に聞き入っていました。
漫画を描く上でのコツも特別に教えていただきました!
みなさんぜひ実践してみてくださいね。
うれしい集合写真◎
大サイン会!
古屋先生、はるばる山形までお越しいただきありがとうございました!