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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは!
グラフィックデザイン学科では、凸版印刷株式会社様が毎年開催している印刷実験の展示「GRAPHIC TRIAL」の特別展を開催中です。
GRAPHIC TRIALとは、プロのデザイナーが印刷技術を活かし、さまざまなグラフィック表現の可能性を探る企画です。
今回はオフセット印刷の基本理解を深めることを目的とし、
4名のデザイナーの作品を選んでいただきました。
谷口広樹「金色だけで金色の作品をつくる」
澤田泰廣「究極のグロスとマットの同居」
仲野昌晴「究極のフェイク」
服部一成「CMYK4色のかけ合わせ」
オフセット印刷の基本テクニックである、金、ニス、プロセス4色、特色、の特徴をグラフィック表現へどのように活しているのかが分かりやすく展示されています。
どの作品も質感がとても面白いです!
実際にサンプルに触れることが出来ますので、ぜひお越しいただき、体感していただければ幸いです。
[グラフィックトライアル特別展示]
期間:10月15日(火)〜21日(月)
時間:9:30〜18:30(土〜17:00/日休)
場所:デザイン工学実習棟B 2F グラフィックデザイン学科ギャラリーB
入場無料
また、最新のグラフィックトライアルが仙台にやってきます!
こちらも併せてぜひご覧下さい。
[グラフィックトライアル2013in仙台]
期間:10月25日(金)〜27日(日)
時間:10:00〜18:00
場所:せんだいメディアテーク
入場無料
http://biz.toppan.co.jp/gainfo/graphictrial/2013/
GRAPHIC TRIALの特別展示と同時に、
近藤一弥教授が担当する3年生印刷実習の演習内で印刷に関するレクチャーを行っていただきました。
まずは印刷の歴史を、印刷博物館の学芸員・寺本美奈子さんにお話していただきました。
さまざまな実験や検証が繰り返されて現代の美しい印刷物があるのですね。
つぎに印刷の基礎知識ということで、凸版印刷株式会社の中村仁美さんから色校正や版の現物を見せていただきながらご説明いただきました。
特色などを使用し、いかに効果的にイメージを伝えるか。
デザイナーには出来ない領域の表現を専門のプリンティングディレクターが行っています。
みんな真剣に聞き入っています。
最後にGRAPHIC TRIALの展示会場に移動し、作品を見ながら、各作品の取り組みと狙いについてご説明いただきました。
金色の紙に更に金色のインクを使用しての作品は、
まるで屏風のような、高級感あふれる厳かなイメージですね。
究極のフェイクにチャレンジした作品は、お肉や葉っぱの質感そっくり!
ぜひ触って体感してみて下さいとのこと。
今回、印刷について更に興味がわいたのではないでしょうか。
デザイナーを志す者にとって、印刷の知識も必要不可欠です。
知識を増やしてどんどん表現の幅を広げていってくださいね。
凸版印刷株式会社の皆様、とても分かりやすく、楽しいお話をありがとうございました!