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水戸芸術館ツアー > 学科ブログ
水戸芸術館ツアー
2013年11月30日

山形にいるとなかなか美術館に出向くことが少なく、
大学外で美術作品を観る機会もあまり得られません。


ということで、3、4年生に募集をかけて行ってきました水戸芸術館!
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(5人だけでしたが...)


水戸芸術館のインハウスデザイナーであり、グラフィックデザイン学科の非常勤講師としてお世話になっている石井一十三先生が今回のツアーの提案をしてくださいました!


今回は『ダレン・アーモンド|追考|』を2日間に渡って鑑賞してきました。
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水戸芸術館では週末にギャラリートークが行われており、1日目はトーカーさんと一緒に作品を鑑賞しました。
ギャラリートークというと自分で感じる前に説明されてしまう気がして敬遠する方もいるかもしれませんが、
水戸芸術館のトークは、説明というより、トーカーさんや参加者と対話をしながら感じ方を共有していくもので、より深く作品を鑑賞することが出来ます。
急に意見を求められて、最初は戸惑っていた部分もありますが、
他の人の意見を聞いたり、どんな意見でも発することに意味があると分かると、
最後の方には自由に生き生きと言葉を発するようになっていました。


若手美術家を発掘し紹介する展示室「クリオテリオム」では、映像学科副手・佐藤志保さんの写真展が行われており、
こちらの作品についても様々な見方で鑑賞し、意見が飛び交いました。
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※佐藤さんに許可を得て写真を使用しています。


夜は石井さんやトーカーさんたちとの夕食会で、一日の体験を語り合ったり、
制作してきた作品などを見せ合いました。
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普段接する機会の少ない幅広い年代の方々とたくさんお話できて、刺激になったことと思います。


翌日は日本三大庭園である偕楽園をお散歩し、
午後からは視覚障害者と一緒に作品鑑賞するツアーに参加しました。
全盲や、弱視の方、聴覚障害をお持ちの方と一緒にまわる中で、
どうしたら眼の見えない方、耳の聞こえない方に作品を説明すれば伝わるのか、
そして、眼の見えない方が音や気配を感じ取る感覚の鋭さを目の当たりにし、
眼の見えている者が普段見過ごしてしまうことをより多く感じ取ることができました。


障害があっても、感じる能力に関して変わりがない、もしくは健常者以上であるということ身をもって実感したと思います。


デザインの世界に身を置きながら、デザインの知識だけ勉強しても魅力的なデザインは生み出されません。
さまざまな領域、社会と関わり、感じたり、他者に伝えることをたくさん経験していってほしいです。


作品にのめり込み、色んな角度から観ることが出来た贅沢な2日間。
石井さん、本当にありがとうございました!
学生のみなさんは、これからの制作に役立てていって下さいね。

記事 blog_fukusyu / 今日のニュース / 7:18 PM
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