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原高史展 Takafumi Hara Solo Exhibition > 学科ブログ
原高史展 Takafumi Hara Solo Exhibition
2014年01月14日

こんにちは!


今日は展覧会のお知らせです!


現代美術作家でもある原高史グラフィックデザイン学科准教授が、
東京都中央区のギャラリー・ワダファインアーツで個展を開催します。


原准教授は専門を現代美術としながらも、
地域や国を飛び越えコミュニケーションを主軸としたアートプロジェクトを行ってきました。
そこにはグラフィックデザインに必要不可欠な対話や考え方が多く含まれています。
また、画面構成や見せ方においても、デザインに共通する部分があります。
先生が普段制作している作品を生で観ると、新たな刺激を得ることが出来ると思います。
学生はもちろん、当学科の受験を検討している方はぜひ足をお運びいただければ幸いです。


「原高史展 Takafumi Hara Solo Exhibition」
会期:2014年1月11日 (土)〜2月1日 (土)
時間:12:00〜19:00
会場:ワダファインアーツ
住所:東京都中央区築地3-2-5 第2平和田ビル
TEL:03-5848-7172
休廊日:月曜日、日曜日、祝日
入場料:無料
HP:http://wadafinearts.com


◎交通のご案内
日比谷線築地駅(3, 4番出口)徒歩3分
有楽町線新富町駅(4, 6番出口)徒歩6分
銀座線、丸の内線 銀座駅(12番出口)徒歩12分

20140112_2.jpg

 今回の作家、原高史は、多摩美術大学油画科、同大学院を卒業後、文化庁芸術在外研修と、ポーラ美術振興財団在外研修との奨学金制度でベルリンに留学。現在も東京とベルリンとで製作を続けています。原は絵画、映像、立体を用い重層的に多様なメディアを用いての作品製作の傍ら、「ピンクウィンドウズプロジェクト」で広く認知されている大型プロジェクトを、ヨーロッパ、南米、アジアの12都市でのビエンナーレ等で展開してきました。そのダイナミックな活動から培われる表現力は、原の描くペインティングにも多いに反影されています。絵画作品は、「言葉(文字)」と「絵画」とで構成され、詩的で繊細な表現力と、絵画的なオリジナリティーには高い評価が寄せられています。作中に見られる「言葉」は、生活の中で原が偶然に耳にした言葉や、自らが詩の様に発する言葉の、2種類から成ります。いずれも、ある瞬間、原によって掴み取られた言葉であり、現代社会を象徴するニュアンスを含んでいます。言葉は作中に文字として描かれる場合と、描かれるモチーフ(狼、カラス、麻袋、少女、ロウソク、等)各々に意味を託して、間接的に表現される場合とがあります。私達は原の絵画の前でそれらの意味をたぐり寄せながら作品に潜むテーマを解読する事ができます。

 今回の展示は、油彩の他に、原が日常的に携帯しているアイディアノートの中からドローイングを数点選び、作品として仕上げたものを発表します。このスケッチに着彩を施した作品は、「小さなノート」と称し、2007年〜2009年にシリーズとして20点余りを製作し、海外のアートフェアー等で爆発的な人気を博しました。久々にこのシリーズが製作される事は原ファンの一人として私自身も多いに期待が膨らみます。ご多用の折とは存じますが、2014年新しい年の幕開けに原高史展を是非ご高覧頂けます様、宜しくお願い申し上げます。

ワダファインアーツ 和田友美恵

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