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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは!
今日は3年生選択必修「広告」(担当:赤沼明男准教授)の授業で天童市にある出羽桜酒造株式会社様の酒蔵にお邪魔してきました!
なぜ、広告の演習で酒蔵見学なのかと申しますと、
出羽桜様は定期的に新聞に広告を出しており、その中の2回分の広告を学生がデザインさせていただいているのです!
酒蔵に近づいただけでフルーティーな香りが充満しています。
白衣と帽子を被っていざ蔵の中へ!
まずは麹を寝かせている麹室を見学させていただきました。
これが麹です!
蒸し米に麹菌を振りかけて、酒造りに欠かせない麹を作っています。
麹を実際に食べさせてもらいました。
少し甘みがあり、独特の香りがします。
次に酒母の仕込みを行う行程。
今年は時間の関係でこの行程を見せていただくことは出来ませんでしたが、
仕込んだばかりの酒母や、時間が経ってまさに発酵しているタンクも見ることができました。
次に仕込みタンクのある場所へ。
より一層フルーティーで芳醇な香りが立ちこめます!
ここで美味しく育てられたばかりのしぼりたて「あらばしり」という部分のお酒を試飲させていただきました!
ワイン好きの赤沼先生は日本酒にもお詳しいのです!
日本酒が苦手だと言っていた学生からも「おいしい!」の声が。
本当に美味しい日本酒は、きっと日本人の味覚に合うはずですし、
日本食や、その土地のお料理にとっても合います。
一連の流れを見せていただき、だいぶイメージが湧いたのではないでしょうか。
最後に席について更に詳しく酒造りについて教えていただきました。
出羽桜様は昔ながらの「手作業」と「吟醸」にこだわって美味しい酒を造られており、
大量生産には実現出来ない繊細な味をつくりだし、多くの日本酒好きの方に愛されていることがとても伝わってきました。
帰りにこだわりの精米施設、天空蔵へ立ち寄って、
酒米と普通のお米の差や、吟醸がどのくらい削られているのかを見させていただきました。
若者の日本酒離れが進む中、無形文化遺産にもなった和食に一番合う日本酒が、
日本の大切な食文化として、今後も飲み継がれていって欲しいですね。
大量に刷られる新聞の広告は、とても影響力がある媒体です。
広告を通じて出来ることを考え、酒蔵での体験を活かしてよい作品を作って下さい◎