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- 東北芸術工科大学 デザイン工学部
グラフィックデザイン学科 - Tohoku University of Art and Design
Department of Graphic Design
こんにちは。
先日7月27日(木)、本学科にて3年生の前期に取り組んだ「山形国際ドキュメンタリー映画祭2017」に関する記者会見が行われ、本祭のポスターが発表となりました!
約2ヶ月にわたり、近藤一弥教授指導のもと、非常勤講師の石井一十三先生、ゲストの古屋貴広さんにもアドバイスをいただきながらブラッシュアップを重ねてまいりました。
ポスターをずらりと並べた講評中の様子。
3年生はコンセプトを近藤教授や石井先生、古屋さんに伝えながら、ビジュアルも共によくしていく作業を繰り返していきます。
完成した66作品のうち、学内選考された15作品の中から
山形国際ドキュメンタリー映画祭事務局の方に選んでいただきました。
そしてその中から、峰村巧光さんのデザインが採用されました!
このデザインはポスターはもちろん、公式カタログやチケットなどにも使用されます。
本グラフィックデザイン学科を会場に行われた記者会見では
作品に込めた想いなどを、本学映像学科の加藤到教授やお集まりいただいた報道各社様からの質問なども交えながら、しっかりとお伝えすることができました。
以下、デザインコンセプト文です。
「人との会話で言葉や文字を使用すると、時として国境や人種に壁を作ってしまうことがあります。
しかし、ボディ・ランゲージということばがあるように、身体は言葉になり、さらに言葉を超えて相手と対話ができます。
その中でも「手」は顔の表情と同じぐらい、様々な感情を映し出す事ができます。
感謝も怒りも悲しみも表現する事ができます。
僕は「人の手」と「言語や国境の壁を越える映画」に共通性を感じました。
そして、その映画を作るのもまた人の「手」によるものです。
人の手によって作られたドキュメンタリー映画が人と人とを繋げる。手が未来を紡ぐ。
そのような思いをこめてこのポスターをデザインしました。」
何度もブラッシュアップを重ね、この度みなさんにお披露目することができました。
ご存知の方も多いかと思いますが、このアジア最大規模の映画祭のポスターを
2010年の演習から、グラフィックデザイン学科3年生の課題で制作させていただいております。
ポスターは記者会見をもって正式に公開となり、
今後ポスター3,000枚とDM3,000枚は、国内外へ向けて配布されます。
そして、ポスターを見た映画祭を楽しみにしている方々が各国から山形へ集まり
10月5日(木)- 10月12日(木)の間、映画祭で山形市内が大変賑わう期間になります。
歴史ある映画祭のポスターを学生にデザインさせていただく機会をいただき、
関係者の皆様には深く感謝申し上げます。
この作品募集ポスターは、日本国内にも貼り出されますので
映画館や街中などでもぜひ探してみて下さい!
隔年で開催され第15回目を迎える、山形国際ドキュメンタリー映画祭2017の開催概要は以下の通りです。
日時:2017年10月5日[木]-10月12日[木]
会場:山形市中央公民館(アズ七日町)、山形市民会館、フォーラム山形、山形美術館、とんがりビル KUGURU ほか
詳細は以下URLよりご覧ください。
映画祭WEBサイトヘッダも峰村さんのデザインが使用されております◎